ハウスメ−カ−とロ−コスト住宅の秘密
ローコスト住宅の仕組み
宣伝やCMなどで紹介されている「ローコスト住宅」は、不況と共に登場し、大量生産での規格化で成り立っていることは、みなさんもお解かりになったかと
思います。
では、この「ロ−コスト住宅」が、どういう仕組みで成り立っているのかに、少し触れ
てみる事にします。
・価格の仕組み
住宅業界の価格表示の主流は、家の金額を「本体価格」で表示する方法です。
この金額は、「引渡した状態で住める」ものでは無く、「そのままの状態では住めない」
ものを、本体価格としています。
みなさんが目にする広告などの、ちょっと安いと思う金額のことです。
例として、
下記の表の「本体価格」と「引渡し価格」の違いに注目して下さい。最終的には、
お客様が払う金額が、600万円増加する事になります。
お客様が、納得のいく追加金額ならば問題ありませんが、
「住めるようになるまで」の金額の基準が無く、
広告には出てこない部分でもあります。
本体価格の表示だけには要注意!
<例>本体価格と引渡し価格の違い(40坪の場合の単価)
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本体価格
(坪単価)
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オプション
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照明・
カーテン
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外回り設備費
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営業
・経費
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設計費
確認申請費
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引渡し価格
(坪単価)
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ハウス
メーカー
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2000(50)
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250
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80
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120
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100
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50
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2600
(65)
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・間取り基準寸法の表現の違い(メーターモジュール)
ローコスト系住宅メーカーで使われている、家造りの基準寸法は、メーターを使って
います。
これは、「昔ながらの尺モジュール」よりも、「メーターモジュール」を
使ったほうが、住宅の面積が広くなり、大きな面積で床面積を割り返したほうが、
坪単価が安くなるからです。「坪単価が安くなるのだからいい」と思いがちですが、
面積が増えることを忘れないで下さい。
逆に、「尺モジュール」を使えば、同じ建物
を建てるにしても、面積は変わらず、坪単価が上がることになります。
「坪単価が高い」と思いがちですが、面積が増えることはありません。
このように、図るものさしの違いを利用して、価格の表示方法を変えることで、
安く感じさせる工夫?をしています。
前項でもお話しましたが、
もう一度確認下さい。
昔ながらの尺間法」よりも、
「メーターモジュール」を使う方が、住宅の面積が広くなり、
大きな面積で床面積を割り返した
ほうが、
坪単価が安くなるからです。「坪単価が安くなるのだからいい」と思いがちですが、面積が増えることを忘れないで下さい。
面積が増える?
これが何を意味するかです。給排水・設備工事/電気工事/
サッシ工事・建具の枚数など、面積に
関係なく同じと言っても、過言では
ありません。ですから、床面積にて
割り返したほうが坪単価を安く感じさせる見せかけだけの事です。
一階平面も二階平面も同じ位置
例えば、壁の配置や開口部(窓)の
大きさ、開口部の幅が小さければ、構造材も小さくて済むし、一階と二階
が同じ位置に
配置していればこれ又、削減。こうなると自分だけの家は少し
づつ又、遠くなる。構造材が小さい
と例えば、屋根なら瓦では駄目。
いくら基礎をベタ基礎にしても、構造材が小さいと、開口部などに問題が出ます。
(建具の開けたてが不自由)
お客様のご理解にご期待します。
・施工床面積
施工床面積とは、建築基準法上の延べ床面積に玄関ポ−チ、吹き抜け、ベランダの
面積を追加したものの事を言います。ロ−コスト住宅系の会社は、
ほとんど施工床面積を採用しています。別の言い方をすれば、「工事面積」と言う呼び方をしています。施工床面積を使うと、延べ床面積より大きな面積となりそれで工事費を割るので、坪単価を安く見せる事が出来ます。つまり、玄関ポ−チ、吹き抜け、ベランダの面積を大きくすればするほど、利益が出るという仕組みなのです。
私達一般の大工さんは、このような方法を嫌います。なぜなら、お客様の立場で考えているからだと思います。
(以前から建物に含まれているものと考えて来ました。建築基準法とは考えが少し違うようです。)
もう少し考えてください。 今のロ−コスト住宅は、この方法が標準です。
現在一般工務店の住宅価格より、安く感じさせる工夫をしている見せ掛けだけの価格
・ルールを決める
住宅の設計段階では、基本的には自由設計という形になっていますが、100%
やりたい放題の自由ということではありません。なぜなら、ローコスト宅を造る為
には、家の基準、規格化を決めておかないと、価格をあげることが出来なくなって
しまうからです。例えば、レストランにあるランチメニューなどには、
何種類かのセットメニューと、手頃な価格設定がされています。これは、ある程度の客層に対応
出来るようになっていて、私達は決められているメニューの中から、好きなものを注
文する仕組みになっています。当然、セットメニューには無い、自由に好きなものを
頼めば、同じ価格にはなりません。住宅産業にしても、同じ事がいえると思います。 ましてや、食事よりも高価な財産ですから、お客様の要望全てに答えていては、ローコスト住宅を掲メーカーは、一つも残らない事になります。
決められた何種類の中から、ある程度好きなものを選ぶのか、自分が本当に好きな
ものを単品で頼むのかは、みなさんの自由な選択です。
・仕様部材の統一
基準が決められているのは、納まりを統一した間取りだけではありません。
使う部材やシステムキッチンなどの、ありとあらゆる設備までもが、規格化されて
います。これは、「標準装備」という言葉が使われています。これは、住宅メーカー
が、同じ商品を大量に発注することで、メーカーにとっても大量に商品を売れるというメリットが生じていることで、成り立っています。みなさんが、選ぶことの出来る
標準装備の商品は、名のある一流のメーカーが作っていて、一つの商品にしても
グレードが多様にあるのですが、仕様を限定することで、格安に入手する方法と、
コストダウンを実現することが出来ているようです。
・工期短縮
ローコスト住宅は、基本的には規格化した住宅造りです。これによって、造る住宅も
ほとんどが同じなので、同じ工程にのせて造り、工期短縮を図っています。
工期が短いということは、お客様への引渡しが早く出来るということですが、仕事の
流れや、納まりにも規格化があるので、「作業の効率化」とするにしても、あまりに簡単な家造りなっている気がします。こうしてみると、家造りは、「規格化住宅」と
「注文住宅」に分かれてくると思います。
比較する基準が無いので、「良し悪し」を
決めることは、出来ません。どちらを選ぶにしても、みなさんの
「満足するのか、
しないのか」にあると思います。沢山ある情報に柔軟に対応し、自分に合っているものを見つけたいものです。
自分だけの家造りのことなら、小林建築ヘ
何なりとご相談下さい。
あなたとの出会いを大切にしたい
小林建築
大棟梁 小林太志
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在来工法・無垢材の良さのご理解をお客様に求めたいと思います。
まだまだ沢山の資料があります。今後の記載をお楽しみに。