現場一筋30年以上の経験から                         
       (大工歴)
『人が健康に暮らせる家とは?』について思ったことの数々です。
少しでも皆様が健康に過ごせる家との出会いについて書いて行きます。
ただし、私の思い・考え方なので、色々と意見はあるでしょうが、よろしくお願いします。
伝統手法に学ぶ
在来(日本)建築

吉田兼好の徒然草に「日本の家は夏を旨とすべし」とあるように、日本の民家は、夏向きに作られている。
このように日本は、梅雨期から夏季への高温多湿な気象条件への対応
を主眼とした、熱的に開放系の住居です。したがって、冬の寒さの除去を動機とした冬対策中心の閉鎖系原理は希薄で、
われわれは、夏対策を中心とした開放系の原理に多くを学ぶことが出来ます。現代的手法が最も問題とすべき点は、
調湿性、防露性、通気性です。

住まいにおける健康被害

住まいにおける健康被害
(1)健康阻害要因とその性能水準
住環境が人間の健康に与える影響は様々です。
1・物理的環境負荷(温熱・湿度環境、光環境、音環境、気流など)
2・科学的環境負荷(有害科学物質と空気の質の関係)
3・生物環境負荷(カビ、ダニ、家屋害虫による被害)といった原因を分類することで、
その対策を考える手がかりとする方法が一般的です。又人々が集団生活を行うことで地域や都市に、
結果として人間の健康に関わる問題になっている。
例えば
1・住生活環境負荷(水質汚染、大気汚染、家庭内事故、廃棄物による影響)
2・地球環境負荷(資源の浪費、温暖化、砂漠化、森林破壊)
3・その他環境負荷(社会環境負荷、情報環境負荷など)と影響レベルの違いによって分けて考えることが多い。
特に最近では、建物の存在や、空間を人間に対する一つの情報環境として計画上の課題とする傾向も出てきています。
例えば、環境から「ある情報」が入力された状態では、
「ある化学物質」を与えられたときに、発生する神経系の症状と、似たような障害を引き起こすことが分かっています。
脳内の神経系は、情報環境条件の影響を受けやすく、分裂病やうつ病と深い関わり合いをもち、そこでは、
食中毒と同じように「情報中毒」という概念が生まれています。これとは反対に、ほかと隔離して情報を遮断してしまう
これらの症状は、「情報失調」と言い換えることができます。いずれにも要因・原因物質を取り除くか、限度以下にすれば
健康を取り戻せるといわれています。このように文明の進化により、新たな負荷が生じる現象は、避けては通れない
かもしれませんが、住まいの健全性(健康性)を実現するには、設計に際して性能水準向上を目指す必要があります。

                         無垢材で造られた家は、絶対健康によい
寒さと健康
人はなぜ寒いと感じるのか?
熱のバランスと環境要因の影響
人体は、周囲環境(温度、湿度、気流、放射熱)との関係で、放熱したり熱をもらったりしています。
人体の持っている生産熱と、放射熱のバランスが楽に取れるかどうかが熱的快適性と大きく関係しています。
例えば、冬の窓に近づくと寒く感じるのは、窓の表面温度が低い為冷放射を受けるからです。このように人は、
その温度を放射熱の形で感じることになり、人体に直接に接触する場合には、熱伝導によって体熱が奪われる。
金属類に触れると冷たく感じるのは、熱伝導がよいため失う熱量が大きいからです。
寒さの要因には、温度、風速、湿度、放射が大きく関係し、最も影響の大きいのが温度です。

寒さと病気
日本の暖房形式は、特定の部屋のみの暖房のため、トイレや、洗面所、浴室のように暖房をしない空間に
移動したときに、脳卒中などを引き起こしやすいといわれます。このような温熱環境の差によって発病することから、
住まい全体がある程度の温度に保たれることと、各空間の温度差を小さくすることが重要です。

(1)寒い環境
戸建住宅は、極めて外気温の影響を受けやすいが、室内の熱容量を大きくし、断熱性能を高めれば、
暖房を停止しても温度が下がりにくくなります。このように寒さに対して最も考慮すべき点は、「各部位の断熱(窓を含む)」
「気密性(隙間風)」「日射取得と熱容量」です。

(2)断熱の重要性
家の断熱性が悪いと、暖房をしても温まりにくく、切った時に冷めやすく、暖房消費量が大きく、
快適な居住空間も得られにくくなります。これは、壁、床面の表面温度が低くなり、人体からの放射熱量が大きく
なってしまうからです。この為、断熱性が悪いほど室内における温度分布が不均一となり、快適な空間が得られません。
断熱箇所を例に挙げるならば、家全体、外気に面する部分、1階、2階の間の断熱、この部分に断熱が無いと2階床が、
冷やされてしまう。次に窓の断熱化である。窓の断熱が不十分であると、冷放射による不快ゾーンは、居室の60%以上に
なってしまいます。現在では、窓の断熱性が高まり省エネや、快適性の高い居室空間となっています。

(3)気密の重要性
冬季の隙間風は、居住者に不快感を与えます。住宅の気密性を高めることは、隙間風を防ぐのに重要です。
不快感となる隙間を防ぎ気密化を図った上で、意図した換気計画を行うことが健康快適な住宅を作ります。

(4)省エネルギー基準
住宅建物の省エネルギー性能を評価するには、熱損失係数と日射取得係数、気密性能の3つの指標を用いています。
熱損失係数が小さいほど、気密性が高いほど住まい全体の保温性は上がり、省エネ性も向上します。日射取得係数は、
夏の日射を基準とし、この値が小さいほど冷房負荷の低減や快適性が向上することになります。
* 高気密・高断熱住宅名前は素晴らしい
果たして風土・気候に似合っているのでしょうか?
地元の人なら良く知っているはず、そこへ住んでいないあなたではわからない点が多い
私の住む福島市は夏40度以上に気温が上がるし冬はマイナス気温にもなる為 夏と冬との気温の差が大きいのは、
あまりよくないと思います。それは、体には温度差が無く少し暖かい方が過ごせ易い。以前は、南面などは大きな開口部で
引き違いの建具が多く見受けられましたが、現在では、開口部は小さくドア系の建具が多く感じられます。
大きく開き開放感のある開口部を取り入れることで光と風を感じてきました。内部床一つとってもそうです。
確かに段差の無い床は高齢者時代に適しているでしょうが、若し車椅子でドアだったらかえって使いにくいのでは無いのでしょうか?
 そして、何よりフラットの為ドアと床の間に隙間が出ます。・・・・・?
* 耐久性に関しては、輸入住宅は壁式工法が大半で壁により荷重を支える。地震には優れていると思います。
在来工法の住宅は柱にて荷重を支え筋交により建物のねじれ強度を増します。どちらが安全かと言えばどちらが安全です。
《建築基準法の改正により安全は十二分に取り入れられています。》在来工法の住宅はリホォ−ムの施工がしやすい。
 新築病 (シックハウス病新建材を多く使う建物には、小児喘息の悪化・増加・ホルムアルデヒドの放散と問題点がある。
これらの点を考え、少しでも体によい健康な家造りをするには自然素材を使用出来れば一番と思いますが、
使いすぎにて材質独特の匂いがあまりにきつく嫌いな人もいるかもしれません。
材料(素材)によっては匂いの少ないものは数多くありますし値段も同じ材質同じ名称でも等級・産地等にて値段が違う、
決して安いものばかりが良いともいえ無いし、高価だから良いものとは限らない。
出来れば自分自身の目・耳にて確かめたいものです。
(家造りは個性の表現) 
 もう一度あなたの住む風土・気候・日本人であることを思い出してください 
これから寒さ厳しくなると結露が多く見られます。
目に見えれば解りやすいでしょうが、見えにくい所は、心配ではありませんか。
ではなぜ結露が起きるかですが、簡単に言うなら内気と外気の温度の差で結露が起こります。
目に見えれば表面結露と壁内部や見えにくい所を内部結露にわけて注意したいです。
皆さんも経験している窓際の水滴が結露です。チョット勘違いしていませんか。家はペアガラスで断熱サッシだから大丈夫?
ガラスを固定している枠はアルミ。 アルミには結露が発生します。
結露を防ぐには通気性です。断熱ばかりを考え過ぎて間違った断熱工法が考えられます。
生活習慣も建物の使い方も様々でしょうが、日本の気候・風土を考えた風通しの良い建物を造りたいものです。
町の大工さんなら今までの長い経験で自分の住む地域の事は大手メ-カよりいろんな知識を持っています。
現場での経験の多い大工さんに一度ご相談したらどうでしょうか?
実は、簡単に結露だけの問題ではないのです。結露は、カビをも発生します。カビは体を害します。
高気密・高断熱住宅にはごく当たり前の生活習慣が結露の原因になることも多いのです。
自然や環境、地域性に合った建物を…
住まいの考え方・造り方にも影響が出ると考えられます。
そこで大切になるのは、単に材料や技術的の論議よりも『自然や環境、地域性に合った建物を造ること』 だと思います。みなさんが家を造る時には、そんな建物を造ることができて、地元の在来工法の良さも わかる大工さんに造ってもらいたいものです。
どんな建物でも造るは大工 腕前は、千差万別
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みなさんも何か作ってみませんか?
例えば、家族、同様可愛いペットの家、どこにも売っていないオリジナルの『犬小屋』等など。
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